「水仙丹前」

長唄、荻江にあり、寛延三年(1750年)11月初演。

『蝉丸都尾花』と言う狂言の4番目『門出京人形』の五変化

舞踊、中には「水仙丹前」「槍踊」「傾城道行」「花笠踊」

「猩々乱」があり、このうち「水仙丹前」と「槍踊」をまと

めた物が現在「水仙丹前」となっていて、初世荻江露友に

より荻江節に移されました。作詞は不詳で長唄作曲は

杵屋新右衛門とも七世杵屋喜三郎とも言われてます。

若衆風俗を描き、紅葉づくし、恋づくしが入っていて、

毛槍を使い、丹前振りを見せる丹前物の1つです。***

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